「Oculus for Business」から「Quest for Business」への進化
Metaは、2年前にConnectでOculus for Businessを発表して以来、VRで働き方を変える方法に関する素晴らしい事例を目にしてきました。VRにより、経済的な機会、生産性、つながりを犠牲にすることなく、どこにいても仕事の重要な側面を遂行できるようになったのです。
本日、Connect 2021でお伝えしたように、Metaは、メタバースがゲームチェンジャーになると確信しています。仕事の領域では、VRの無限のディスプレイや人間の存在感をリアルに表現する能力によって、かつてないほどコラボレーションと生産性を向上させることができます。私たち目標は、VRの圧倒的な能力をさらに引き出すことで、さまざまな場所にいる同僚とよりスムーズに共同作業を行い、より短時間でより多くの成果を達成できるような、これからの働き方を実現できるようにすることです。
この数年間、私たちはコミュニティから寄せられるこれからの働き方関するフィードバックに耳を傾けてきました。その結果、個人もビジネスも一様に、今日のスマートフォンやノートパソコンのように、仕事、ゲーム、ウェブ閲覧、個人のプロジェクトなど、多目的に使用できるVRデバイスを求めていることがわかりました。
これを受け、最高の体験と最大のメリットを提供するために、プラットフォームを進化させ、提供するすべてのヘッドセットに仕事用の機能を組み込むことに取り組んでいます。
Quest for Businessの紹介
本日、Quest for Businessを発表しました。これはQuestの柔軟性をさらに高めるべくデザインされた新機能群です。Quest for Businessでが目指しているのは、あらゆる人、チーム、ビジネスが、現在提供しているコンシューマー向けQuestヘッドセットで、コラボレーション、トレーニング、リモートワークなど多様な用途にVR技術を活用できるようにすることです。
Quest for Businessの完成版では、ワークアカウントやモバイルデバイス管理(MDM)などの機能が提供される予定です。ワークアカウントを使用すれば、個人用Facebookアカウントではなく、仕事用のプロフィールでQuest 2にログインできます。これにより、チームやビジネスは、Questストアで「Horizon Workrooms」、「Spatial」、「Gravity Sketch」、「Arthur」などの没入型のコラボレーション体験や生産性向上体験にアクセスできるようになります。さらに、Quest for Businessを利用することで、ITチームはアカウント管理、IDPとSSOの統合、サードパーティMDMなど、必要な専用プラットフォーム機能に簡単にアクセスできるようになります。
また、デバイスマネージャーも提供する予定です。デバイスマネージャーを使用することで、多数のQuestデバイスの体験と設定を直接制御できるため、VRを大規模に導入することが可能です。また、デバイスマネージャーはサードパーティのMDMフックと連携するため、MDMパートナーであるMicrosoft Intune、VMware Workspace ONE、Ivante UEM (旧MobileIron)の統合デバイス管理、ネットワークセキュリティ、データ保護などの拡張機能を活用できます。
この大きな変化により、すべてのQuest 2が仕事で使えるヘッドセットになります。
今年の後半に、限定的にQuest for Businessのベータ版を提供開始する予定です。最初のお客様は小規模なチームやビジネスを想定しており、こうしたお客様からのフィードバックを受けながら、より大規模なビジネスに導入する方法を検討していきます。オープンベータ版のリリースは2022年を予定しており、そこでフィードバックをもとに改善を進め、2023年にすべての利用者に提供を開始する予定です。
Oculus for Businessの段階的な縮小
多目的デバイスの開発という方針転換に伴い、現在提供している製品やサービスに変更を加えています。既存のOculus for Business SKUの最終購入日は2021年12月31日となります。現在のお客様と年内に購入されるお客様は、以下をご確認ください。
- お使いのOculus for Businessヘッドセットは、引き続き体験を変えることなく使用できます。
- バージョン29がOculus for Business OSの最終リリースとなります。
- Oculus for Businessのエンタープライズレベルのサポートと保証については、企業用使用同意書に従って提供を継続します。これには、Oculus for Businessのプレミアムサポート、セキュリティパッチと脆弱性パッチ、ハードウェア保証、および迅速なヘッドセット交換が含まれます。
- Oculus for Businessでは、サポート対象のヘッドセットに対するエンタープライズサポートの更新可能なサブスクリプション期間が提供されなくなります。限定保証については変更はありません。例えば、2021年12月31日にOculus for Businessヘッドセットを購入した場合、デバイスマネージャのモバイルアプリケーションを使用してエンタープライズソフトウェアをプロビジョニングした日(該当する場合)、またはヘッドセットの出荷日から90日後のいずれか早い日から2年間の限定保証を受けることができます。エンタープライズソフトウェアのサブスクリプション期間の更新は必要ありません。
Quest for Businessの完全版では、現在Oculus for Businessをお使いのお客様に、より柔軟で豊かな体験を提供できると確信しています。詳しくはよくある質問をご覧ください。
生産性向上とコラボレーション強化に向けたMetaの取り組み
Metaは、仕事用のさまざまなVR機能に短期的および長期的に投資しています。現在取り組んでいるのは、VRの柔軟性と多機能性を高めることです。VR空間に飛び込んだ利用者は、あらゆるプロジェクトの遂行に必要なツールをすべて見つけることができなければいけません。私たちは、将来、誰もがコンシューマー向けQuestヘッドセットを装着し、個人用と仕事用のアカウントを切り替えられるようになることを想定しています。そうしたVR体験では、デバイスやシステムソフトウェア、Questプラットフォームの体験や機能、ISVコミュニティが開発したサードパーティのビジネスソリューションが活用されるようになります。
ここで、Quest for Businessの内容をご紹介します。
- Home環境:ノートパソコンやスマートフォンのように、VRの世界に飛び込めばヘッドセットには必要な機能がすべて組み込まれていて、どんな作業でも簡単に行えるようにしたいと考えています。昨年、VR内の「Home」でのマルチタスク処理を簡単にするために、システムレベルのネイティブ機能をいくつか導入しました。これには、実際のキーボードやデスクをVRで表示する機能、ヘッドセットを装着していても個人の生産性を向上できるように、スマートフォンの通知を受け取る機能、Homeで複数の2Dアプリを並列表示するマルチタスクができる機能などが含まれます。さらに現在、VRでの生産性を高めることができるよう、Homeに没入型の専用ワークスペースを構築しています。

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これは、VRで仕事を行うための基本的な機能となります。アプリや体験により、さらに多くのことができるようになります。
- Horizon Workrooms:今年の夏にオープンベータ版が公開されたばかりの、Metaが注力するVRでのコラボレーション体験です。2DとVRのスペースとツールを融合するメタバースへの大きな一歩です。Horizon Workroomsにより、デスクやキーボードのミックスドリアリティ(複合現実)トラッキング、ジェスチャーコントロール、ビデオ会議の統合、空間オーディオなど、私たちの最高の技術がQuest 2上で1つの体験として初めて融合されます。また、先日、Zoomと提携して同社のミーティング機能とホワイトボード機能をHorizon Workroomsに導入することを発表しました。これにより、VRでのコラボレーションがさらにシームレスになります。
本日のConnectで、Horizon Workroomsのデザインと使用感をカスタマイズできる機能を提供することを発表しました。さまざまな仕事環境から選択し、ロゴやポスターなどを追加することで、Horizon Workroomsを自社のスタイルやブランディング、文化にマッチさせ、VRでより快適に仕事ができるようになります。

- サードパーティのProgressive Web Apps (PWA):MetaFは、VRでさらに多くのことができるよう、近日中にPWAと呼ばれる新しい2Dアプリの機能群をQuestストアで公開することを発表しました。例えば、DropboxやSlackなどの生産性向上アプリやコラボレーションアプリをVRで使用することで、プロジェクトの進捗を把握したり、同僚と情報を同期したりできるようになります。また、FacebookやInstagramのパネルアプリをQuestヘッドセットに導入して、仕事中でもプライベートとのつながりを維持できるようにしています。これらのアプリはすべてQuestストアでダウンロード可能であり、Horizon Homeで使用できます。

Metaは、多目的VRデバイスを実現することで、業務用のアプリケーションを開発しているISVが私たちのネットワークで得られる機会を拡大します。ISVは、Quest 2でゲーム、メディア、フィットネスなどさまざまな体験を楽しんでいる、より広い顧客層にアクセスできるようになります。また、App Labで効率化された顧客配信チャネルを利用できるようになります。さらに、コンシューマー向けAPIなど、より多くの開発機能にアクセスすることもできます。
さらにMetaは、業界標準に基づいたPWA用の新しい開発者フレームワークを導入しています。ISVがQuestプラットフォームに新しい種類のアプリケーションを提供できるようにすることで、人々がVRでより多くのことを実現するのに役立つ多機能アプリケーションの、より多様性豊かなエコシステムを構築していきます。
現在ご利用いただいているお客様も、ISVも、そしてビジネスに対するVRの可能性を探ろうとしている方も、VRで今すぐできる素晴らしいことを体験していただきたいと思います。Horizon Workroomsで世界中の同僚と会議をしたり、仮想の共有ホワイトボードでアイデアを出し合ったりと、さまざまなことが可能です。
新機能のリリース、メタバースの構築、これからの働き方のビジョンに近づくための取り組みに関する最新情報は、Metaの取り組みにご注目下さい。
