Meta Questを教室へ、没入型の教育を可能にするMeta for Education

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Meta Horizonマネージドソリューションを用いて教育現場へのMeta Questデバイス導入を実現する「Meta for Education」の一般提供が始まりました。これは2024年4月に発表したとおり、教育機関向けに、教育に特化した各種アプリや、デバイス/利用者/アプリの管理などの機能を提供するものです。アプローチを検討するため、ベータプログラムには米国と英国から十数校もの大学にご参加いただき、現場からの貴重な意見を伺いましたが、VRやMR (複合現実)を用いた教育コンテンツは、学生にとっては記憶に残りやすく、教員にとっては複雑な概念の説明や実演に便利であることが分かりました。*

「私は政界とテクノロジー業界でキャリアを積む中で、教育を通じて子どもたちが人生でより良いチャンスをつかめるようにすることに、絶えず関心を注いできました」と、Metaの国際問題担当プレジデントで元英国副首相のニック・クレッグは述べています。「Metaではさまざまな技術の進歩を目の当たりにしてきましたが、中でも可能性を強く感じたのは仮想現実や拡張現実といった没入型技術です。というのも、これらは人が物事を学ぶ方法を根底から変えうるものだからです。Meta for Educationによって学生の皆さんが、新しいスキルの習得・練習・実践をしやすくなり、離れていても教師やクラスメイトをすぐそばに感じられ、現実にはまず不可能な見学や体験をできるようになれば幸いです。そして何より、教育者が本領を発揮し、『教える』ことに専念できるように役に立てればと願っています。」

VRとMRが教育にもたらす効果

VRやMRは学生が没入できる環境を創り出し、現実には不可能な物事をインタラクティブに体験できる実践の場を提供します。化合物の分子構造の中を歩き回ったり、歴史上の大事件を現場から見届けたりすることができるのです。Meta Quest 33Sなどのヘッドセットは、記憶に深く残る授業計画の新たな可能性を拓きます。

Inspired Education Groupに加盟し、既に没入型技術を青少年向けの教育に導入している43校を対象とした調査では、学生の87%が授業への意欲や関心が高まったと答え、教員の85%がVRやMRは授業の効果を高める手段として有用だと答えました。また、学生向けのの多肢選択式テストでは、約15%の成績向上が見られました。

Meta for Educationとは

Meta for Educationは、Metaが業務用エンタープライズソリューションの成功を受けて開発した教育機関向けの総合ソリューションです。Meta Horizonマネージドソリューションを活用し、目的に応じてVR/MR(将来的には他のMetaデバイスも)を容易に導入できるようにします。デバイスとXRの管理ソリューションのサブスクリプションに加え、教育機関が授業で利用するのに適したデバイス機能や、管理者/教員/学生向けの豊富なツールやアプリを提供します。教員が管理しつつ、学生が没入型の学習体験にアクセスできる設計になっています。

Meta for Educationはインタラクティブで魅力的なサードパーティコンテンツを揃えたプラットフォームでもあり、科学、歴史、語学など幅広い科目を楽しみながら効果的に学べるようにします。これは没入型技術の教育利用における大きな前進となり、人が学び教える手段の革新に大きな可能性を拓くものになるとMetaは考えています。

この技術が一人でも多くの学生に役立つよう、製品開発にあたっては教育者、開発者、および政策立案者との密な連携を組み込んでいます。Meta for Educationのベータ版を米国と英国の大学で先行ローンチしたのもこのためで、収集したフィードバックは製品の改善に活用させていただきました。ベータテストにはArizona State UniversityHouston Community CollegeImperial College LondonMiami Dade CollegeMorehouse CollegeNew Mexico State UniversitySan Diego State UniversitySavannah College of Art & DesignThe University of GlasgowUniversity of IowaUniversity of LeedsUniversity of MiamiUniversity of Michiganなど十数校が参加しました。

「顔を合わせての会話や交流といった、対面でできることを置き換えるつもりはありません。むしろ、宇宙空間から地球や月の満ち欠けを観察する、深海や外国に行ってみるといった、学生には物理的な制約やその他もろもろの理由でなかなか難しいことを体験できるようにしたいと模索しています」とSan Diego State UniversityでDirector of Instructional Technologyを務めるSean Hauze博士は言います。「他の手段では不可能なことを可能にする手段を学生に提供できればと考えています。」

MetaはVictoryXRの協力の下、Engageを利用して30以上の「metaversities(メタバース大学)」も立ち上げました。ヨーロッパの一部の国では初の試みとなったものもあります。現在、英国のThe University of Leeds、スペインのUniversity of the Basque Country、およびドイツのUniversity of Hannoverでは、キャンパスの完全なデジタルツインを学生が利用できるようになっています。これは物理キャンパスをそっくりデジタルに複製したもので、学生がその中を歩き回り、他の学生と交流し、現実の授業にリモート出席することができます。

「MetaのヘッドセットによるVRの教育利用はまさにゲームチェンジャーです」と、Inspired Education Groupのコンピューターサイエンス教員、Zeneptha DeCordova氏は言います。「おかげで教室で可能なことは文字どおり一変しました。…私たちが知る教育が根底から変わろうとしています。」

*ベータプログラムに参加した教育機関のうち16校における定性調査に基づく。すべての参加校はこの意見に同意した。