バーチャルリアリティとは何か
バーチャルリアリティ(VR)がテクノロジーの世界に旋風を巻き起こしています。しかし、そもそもVRとは何なのでしょう。
今回は、VRで何ができるか、そして快適なリビングルームから、存在さえ知らなかった遥か彼方の世界にテレポートし、想像を超えた体験をする方法についてご紹介します。
バーチャルリアリティとは
VRでは、コンピューターでシミュレーションされた環境が、最先端のグラフィック、最高水準のハードウェア、芸術的にレンダリングされたエクスペリエンスによって構築されます。そのような環境内で、利用者は単なる受け身の参加者ではなく協力者となります。VRヘッドセットによってリアルな3D世界に完全に没入できるようになったため、デジタル世界の体験方法が大きく変わりました。
VRヘッドセットは、通常、1つのディスプレイを両眼の間で分割し、それぞれの眼に異なる映像を表示します。こうして得られた立体的な3Dエフェクトにステレオ音声が加わります。また、空間内の利用者の位置をトラッキングして、システム内での視点の方向を決定します。
VRヘッドセットとトラッキングデータの組み合わせによって、臨場感あふれるリアルな体験が得られます。頭を動かすたびに風景が変わるので、精神的にも物理的にも「ゲーム内にいる」感覚を得られます。つまり、自分が別の世界の一部になったように感じるのです。
VRはどのような人向けなのか
VRは、エンターテイメントに新たな次元を加えるだけでなく、ゲームを超えた万人向けのサービスを実現します。
VRを使って新しい言語を学習したり、世界中のほぼすべての場所にテレポートしたり、国際宇宙ステーションに搭乗したりできることをご存じでしたか。VRでは、新たな世界を探求し、想像もできないような離れ業に挑むことができます。VRは、遊び方、働き方、学び方、コミュニケーションの方法、周囲の世界を体験する方法を変える可能性を秘めています。
医療における可能性を考えてみましょう。Oculusは、Children’s Hospital Los Angelesと提携し、一瞬の判断が生死を分けるようなリスクの高い小児外傷の状況を医学生やスタッフが没入的に体験できるVRシミュレーションを開発しました。この仮想シナリオを活用すると、医師や学生は職場のリアルな状況で訓練と学習を行い、患者の治療に用いるスキルを磨くことができます。VRでトレーニングを行うことで、医療従事者はより優れた治療を実践できるようになるのです。
自動車業界では、新しい自動車設計の実験にVRが使われています。また、小売業界ではブランドがVRを利用し、衣類やアクセサリーをバーチャルに「試着」できるようにして、買い物客が購入を判断しやすくなるようにしています。警察や軍隊の訓練で使用されているケースもあります。
ゲームはVRにとって欠くことのできない要素となっていますが、VRにはさまざまな用途があり、それらはテクノロジーのさらなる発展とともに拡大の一途をたどるでしょう。
別世界に足を踏み入れる
言うまでもなく、VRに関する記事を読むのと実際に体験するのとでは大違いです。リビングルームでスノーボードをしたり、アバターで仕事の打ち合わせをしたり、キッチンからマチュピチュの探検に出かけるといった、さまざまな体験をしてみましょう。VRなら可能性は無限大です。