炭化ケイ素(SiC)で新たな可能性を切り拓く
MetaによるSiCの光学グレードの精製は、ARフォームファクターの洗練に向けた画期的な成果です。
業界全体のイノベーションを促進
先駆的な応用
SiCで初めて光学グレードの精製を行ったMetaの画期的な研究により、SiCの新たな可能性が開かれました。業界を変えるこのソリューションは、軽量なメガネ型デバイスの全体的なパフォーマンスとパワーを最適化する力になります。SiCは、約70度の視野角を実現し、品質を高めて「レインボー効果」(光や環境によってホログラムの見え方が変わる現象)をなくすうえで欠かせない材料です。
Metaは、他社とのパートナーシップにより、光学グレードSiCと光学部品によって新次元のパフォーマンスを実現できることを実証しました。このテクノロジーの低価格化を目指して、Metaは今後も共同での取り組みを続けます。これからも、すべての人のために、光学グレードSiCの最先端テクノロジーを用いてARで業界をリードしたいと考えています。

指折りの屈折率を誇る材料
炭化ケイ素(SiC)の秘めた可能性
SiCは、イノベーションの最前線で使われている先端材料です。極限環境での使用に耐え、優れた強度と高い熱伝導率を誇るため、宇宙望遠鏡や高速トランジスタなどの次世代電子機器に使われています。エネルギー効率や耐久性を犠牲にすることなく、スピード、スマートさ、信頼性を高めることができる、まさに未来の材料です。スリムで、高効率で、これからの世界の需要に応えられる可能性を秘めています。

まだ見ぬ可能性
広がり続ける用途
Metaはウェアラブルの世界でSiCの可能性を広げていますが、そのほかの多様な業界でも、この優秀な材料を利用して進歩への道が模索されています。今は、テクノロジーの基盤が大きく変わろうとしている転換点です。SiCは、その独特の性質と万能性で、さまざまな技術分野で存在感を高めています。

再生可能エネルギーシステム
耐久性の向上と無駄の削減による効率化が可能なSiCは、太陽光発電のパワーコンディショナーなどのクリーンエネルギーシステムに適しています。
航空宇宙
SiCは、鏡など、宇宙望遠鏡向け光学部品の製造に利用されています。傑出した硬度と機械強度を持つため、こうした精密部品に最適です。そのほか、タービンブレードやノズル羽根などの高温環境でも幅広く利用されており、長期間の使用でも優れた耐摩耗性と耐腐食性を発揮しています。
電気自動車(EV)
電力損失と電力劣化の削減、充電性の向上、放熱速度の向上を可能にするSiCは、EVのバッテリーの小型化と航続距離の延長を実現しています。
電気通信
5Gネットワークの世界的な拡大に伴い、無線通信基地局で高性能・高効率のパワーエレクトロニクスの需要が高まるなか、従来のシリコン製よりも耐電圧の向上と発熱の抑制が期待できるSiCの人気が上昇しています。SiCという新たな材料により、5Gインフラの電力需要の増加に対応できるパワーシステムのさらなる小型化と信頼性向上が可能になっています。
量子コンピューティング
SiCによって、量子コンピューティングの業界と研究が飛躍的に進歩しました。量子ネットワーク、スピンキュービット(量子ビット)、集積量子フォトニクスなど、数多くの分野でSiCに熱視線が注がれています。
イノベーションを先頭で推進
未来は明るい
SiCは比較的新しい材料であることから、業界全体として製造の難易度が高い状態が続いています。Metaは、画期的なウェアラブルデバイスの可能性を生かして業界を進歩させるポートフォリオを築けるよう、前進していきます。革新的な製品の投入とSiCの取り組みにおけるパートナーとの協業により、SiCに関心を持つあらゆる業界のあらゆる企業にとって参入障壁や製造コストが低くなることを願っています。

AI搭載のウェアラブルを使い始める
Metaの次世代スマートグラスは、Ray-Banのアイコニックなフレームにカメラとオープンイヤーオーディオを搭載。ソーシャルメディアでのシームレスなシェアが可能です。