製品情報シート - Meta Quest 3
Meta Platforms Technologies, LLCは、Meta Quest 3に関する詳しい情報を必要としているお客様へのサービスの一環として、この製品情報シートを提供しています。本ドキュメントで言及されている製品は「物品」とみなされています。このため、米国労働安全衛生局の29 CFR 1910.1200およびその他の国における類似要件(以下の「その他の国への適用」を参照)などの、一般的な危険有害性周知規制の対象外となります。このような規制の対象外ではありますが、Metaは特定の製品と安全に関する情報を自主的に提供することにいたしました。
本ドキュメントは、Meta Quest 3の再充電可能リチウムイオン電池に限定して適用されるものです。Meta Quest 3の健康および安全に関する情報については、https://www.meta.com/legal/quest/health-and-safety-warnings/をご覧ください。
Meta Quest 3の再充電可能リチウム電池は、本製品の電源となる4879mAhの再充電可能なリチウムイオン電池パック(ワット時定格量18.88Wh)です。公称電圧3.87Vのシングルセル電池で、重量は約69グラムです。
警告: 火災、爆発、重度のやけどの危険性。粉砕、分解、高温への暴露、焼却をしないでください。
Meta Quest 3に付属の指示、警告、使用条件に従って使用する場合、電池に含まれる化学物質はケース包装内に密封された状態で保たれ、安全上のリスクを引き起こすことはありません。電池の充電には、製品に同梱されている電源アダプターとケーブルまたは承認済みの電源アダプターとケーブルを使用する必要があります。涼しくて乾燥した、風通しの良い場所に保管してください。電池が誤用または破損され、ケース包装が破損した場合、電池の化学物質に接触する恐れがあり、害を及ぼしたり電池が化学反応を起こして発火したりすることがあります。そのような危害や発火の危険性を防ぐために、製品を解体、分解、せん孔、粉砕、屈折もしくは変形、細断、加熱、レンジによる加熱または焼却したり、製品に高い圧力をかけたりしないでください。
分解した電池の内容物は、呼吸器、肌、目、臓器に炎症を引き起こす恐れがあります。電池内の化学物質に触れた場合は、次の指示に従ってください。吸入した場合: 新鮮な空気を吸える場所に移動します。体調がすぐれない場合は医師の診察を受けてください。
皮膚に付着した場合: 汚染した衣服を脱ぎ、大量の水で数分間、肌を洗い流します。化学熱傷が生じた場合または炎症が続く場合は医師の診察を受けてください。
目に入った場合: 大量の水で数分間、慎重に洗眼します。コンタクトレンズを装着している場合、簡単に取り外せる状態であれば取り外します。引き続き洗眼し、医師の診察を受けてください。
飲み込んだ場合: 指で口を触らないよう十分注意します。飲み込んだ場合は、60~90mlの水を飲みます。嘔吐を誘発しないようにし、中毒事故管理センターに電話するか、医師の診察を受けてください。
火災が発生した場合は、水をかけて製品および周辺にある他の製品を冷やし、火が燃え広がらないようにします。本製品に関連する火災の消火には、泡、乾燥粉末、二酸化炭素、または乾燥砂の消火剤が適しています。火災の範囲が少数の製品である場合、一般的に大量の乾燥砂を使って迅速に消化することが効果的です。消火作業者は、耐熱性防護具と適切な呼吸装置を装着してください。
マニュアルに記載の警告情報に必ず従ってください。ご自身で製品を修理しようとしないでください。製品は水に触れないようにし、火気や高温となる場所に置かないでください。機械的衝撃を与えないでください。電池を分解しないでください。
焼却による廃棄はしないでください。リチウムイオン電池パックを廃棄またはリサイクルする際は、地方、国、州、および地域の適用される法律や規制に従ってください。Metaは、この製品の環境に配慮したリサイクルを推奨しています。
この製品は、国連試験基準マニュアル(UN Manual of Tests and Criteria)サブセクション38.3.4の試験手順に従って試験され、同セクション38.3に準拠していることが証明されています。
試験手順
38.3.4.1 T1
38.3.4.2 T2
38.3.4.3 T3
38.3.4.4 T4
38.3.4.5 T5
38.3.4.6 T6
38.3.4.7 T7
38.3.4.8 T8
目的
高度シミュレーション
温度試験
振動
衝撃
外部短絡
衝突/圧壊
過充電
強制放電
リチウムイオン電池を空輸する場合は、国際民間航空機構(ICAO)と国際航空運送協会(IATA)の規制に従って輸送される必要があります。また、リチウム電池はIATA危険物規則書のセクション3.9において、第9分類「その他の有害物件」として定義されています。リチウムイオン電池パックは装置(Meta Quest 3)の内部に組み込まれているため、輸送においてはUN 3481として分類されます。Meta Quest 3ヘッドセット内の電池は、次の梱包基準に沿った輸送での電池の種類とサイズの要件を満たしています。PI 967セクションII (UN 3481、装置に組み込まれたリチウムイオン電池)。船舶輸送については、国際海上危険物規程(IMDGコード)の特別規定SP188に定められている電池の種類とサイズの要件も満たしています。
Meta Quest 3の電池のエネルギー容量は18.88ワット時定格量です。この電池のエネルギー容量は、セルあたり20ワット時定格量および電池あたり100ワット時定格量のしきい値を下回るため、次の梱包基準における空輸での電池の種類とサイズの要件を満たしています。
PI 967セクションII (UN 3481、リチウムイオン電池(装置に組み込まれたもの))
船舶輸送については、国際海上危険物規程(IMDGコード)の特別規定SP188に定められている電池の種類とサイズの要件も満たしています。
製品情報シートではなく、安全データシート(SDS)に定めるあらゆる要件は、国連(UN)の化学品の分類および表示に関する世界調和システム(GHS)に基づいて決定されます。GHSは、純粋な物質、その希釈溶液、その混合物に限定して適用されるため、Meta Quest 3のリチウムイオン電池のような製造品には適用されません。OSHAの危険有害性周知基準と、物質及び混合物の分類、表示及び包装に関する欧州議会及び理事会規則(EC) No. 1272/2008では、「物品」をその適用範囲から明示的に除外しています。これは、「物品」がGHSと調和されているためです。Meta Quest 3の電池は、製品内部で機能性が有効になる特定のデザインと形状になっており、通常の使用条件では微量を超える有害な化学物質を放出したり物理的危害や健康リスクをもたらしたりしない、という理由から、「物品」の定義を満たしています。
本ドキュメントは2023年10月12日に作成されました。
©2023 Meta Platforms Technologies, LLC.本ドキュメントに記載の内容は、予告なく変更されることがあります。Metaの製品とサービスの保証は、当該製品とサービスに付随する明示的保証規定に記載されたものに限られます。本ドキュメントのいかなる内容も、新たに保証を追加するものではありません。Metaは、本ドキュメントに記載されている技術的または編集上の誤りや欠落について責任を負いません。